これまでTwitterなどでお知らせしてきた講座ですが、いよいよ明後日になりました。
今回は、タイトルの「劇場に縛られない戯曲とは」の真意がちょっと伝わっていない感じがありますので(汗)、どういう勉強会なのか改めて告知させていただきます。
目次
どんな講座?
今回の講座は、演劇の主な構成要素である戯曲・役者・観客・劇場の内、「劇場」に焦点を当て劇場の源流を遡っていくことで、演劇に対する思い込みを一つ外し、演劇の新たな可能性を探ろうという講座です。
我々が演劇(戯曲)を考える時、劇場公演を念頭に置いています。しかしそれは本当でしょうか。一体いつから劇場はあったのでしょうか? いつから演劇は座って静かに観ていなければいけないものになってしまったのでしょうか?
演劇は、有史以前からある最も古いコミュニケーションツールですが、日本においては一部の演劇好きの人達には無限の可能性を支持されながらも、その価値は広く一般社会に浸透しているとは言えません。一体何が足りないのでしょうか?
一人一人が常にインターネットを通して世界と繋がっている今、演劇にできることは何か。ゲストに都内某劇場の管理者である沢田裕位(齋藤博之)さんを迎え、演劇の拡張に挑戦します。
成功例の発表ではありません。このままじゃだめだと思っている講師が皆さんとともに演劇の新しい可能性を模索する勉強会です。
ゲストについて
こんな人集まれ
Twitterより
以下Twitterでお知らせした内容などにを貼り付けます。何か引っかかるところがございましたらぜひ!
戯曲研究講座vol.2
「劇場」に縛られない戯曲とは
〜地域コミュニティとしての演劇創造の可能性を探る〜演劇史をとことん遡るとやがて「行進の儀礼」に行き着く
そこに「劇場」の姿はない……劇場の外にこそ本当の劇的瞬間がある!?
演劇×地域の可能性を考える3時間の勉強会
ふるってご参加ください pic.twitter.com/LlIgfm7ZGm— 西上寛樹(児童演劇専門の劇作家・演出家) (@h_nishigami) November 3, 2019
劇場に人が来ないというなら演劇の方が町に出ていけばいいと思う。日本は劇場を中心とした町づくりをしてこなかったんだから仕方ない。
逆手にとって町からスタートする演劇を考えたい。町だからこその劇的瞬間を探りたい。劇場の縛りを外れて演劇を拡張したい。
11月19日戯曲研究講座vol.2オリセン— 西上寛樹(児童演劇専門の劇作家・演出家) (@h_nishigami) November 11, 2019
演劇史を紐解くと最初は「戯曲」もなかった。あったのは酒に酔った語り手と興奮した聴衆という関係。役者は戯曲を伝えるためのツールじゃない!
そして「劇場」もなかった。あったのは地域コミュニティの行進儀礼。劇場はどっかで有名になった作品を上演するための場所じゃない。
場こそオリジナリティ— 西上寛樹(児童演劇専門の劇作家・演出家) (@h_nishigami) November 12, 2019
東京棚卸しでなく地域発の演劇作品を作るためには「場」の力を借りる術が必要で、それには一度劇場という固定観念を取り払いたい。
その勉強会のゲストに劇場関係者ど真ん中の人を呼んだというのが今回の味噌。
さてどうなりますか……(汗)
詳細は固定ツイートをご覧ください— 西上寛樹(児童演劇専門の劇作家・演出家) (@h_nishigami) November 12, 2019
沢田さんがボクの一番言いたかったことをまとめてくれました。講座当日もこんな感じになりそう笑
頼りにしてます。ゲストにもたれかかる講師かな https://t.co/cJTNyWVjvk— 西上寛樹(児童演劇専門の劇作家・演出家) (@h_nishigami) November 12, 2019
経験以上の裏付けがあるでしょうか。楽しみ! お互いフットワーク軽くいきましょー https://t.co/X7FPvgTeIt
— 西上寛樹(児童演劇専門の劇作家・演出家) (@h_nishigami) November 13, 2019
”観客は、椅子によって姿勢を固定され視線を固定され、観客席は暗くなり舞台を見守る観客は観客席に納められ、整理され、演劇は秩序ある劇場空間に閉じ込められてしまった”
塚田瑞穂 雑誌「藝能」2005年4月号より
これこれこれ!
国会図書館で授業素材採集中https://t.co/PCMfNCbvjD— 西上寛樹(児童演劇専門の劇作家・演出家) (@h_nishigami) November 15, 2019
概要
時…2019年11月19日(火)18時半〜21時半
場所…代々木オリンピックセンター(カルチャー棟※お申込者には、メールにて部屋番号をお伝えします)
参加資格…興味のある方ならどなたでも参加できます。
参加費…2000円。
申し込み先
西上メールアドレス…info@amano-jaku.com
児演協メールアドレス…info@jienkyo.or.jp
※メールはどちらでも構いません。
ふるってご参加くださいませ。