残り三週間! 早稲田大学の児童演劇と現代人形劇の企画展示「コドモノミライ」と「人形劇、やばい!」に行く価値はあるか

本記事で紹介している展示はすでに終了しています。

皆さんは、早稲田大学で開催中の「コドモノミライ現代演劇とこどもたち」と「人形劇、やばい!」に、もう行かれましたか? 気になりつつもなかなか足を運べてない方って結構いらっしゃると思います。そこで今日は、二つの展示の内容とおすすめポイントを示した上で、残り三週間わざわざ行く価値がある展示なのか、行くとしたらどれくらいの時間をみておくべきか、ということをご案内していきたいと思います。

概要

どんな展示?

企画展示は、「コドモノミライ現代演劇とこどもたち」と「人形劇、やばい!」の2つが同時開催中です。「コドモノミライ」の方は、児童演劇の全般を扱い、「人形劇、やばい!」は、その名の通り人形劇について扱っています。

どこでやってるの?

「コドモノミライ」は、早稲田大学演劇博物館。
「人形劇、やばい!」は、早稲田大学歴史館。

どちらも、早稲田大学の早稲田キャンパス(新宿区西早稲田1-6-1) 内にあります。両展示は、50メートルほどしか離れていません。ただ、別の建物ですのでそのことだけ注意しておいて下さい。

アクセスマップ(演劇博物館)

料金

どちらの展示も無料です。
大学キャンパスに入るのに特に手続きなども必要ありません。

開館時間など

両者微妙に違いがありますので要チェック!

「コドモノミライ」
10時〜17時まで(火と金は19時まで)
※12月4日(水)、18日(水)は休みなので注意
開催期間12月25日まで

「人形劇、やばい」
10時〜17時まで
※12月4日(水)、11日(水)、18日(水)は休みなので注意
開催期間12月24日(火)まで

所要時間

これは目的によって異なります。

展示スペースは一般的な博物館よりずっと小さいです。
特に「人形劇、やばい」の方は、展示ルームが一つ割り当てられているだけです。サクッと観るだけなら両方合わせて一時間くらいで観終わってしまうでしょう。ただ、それだとあまり意味がありませんね。今回の展示のミソは「動画付き」ということです。展示されている作品の多くは、各劇団やカンパニーが所蔵している公演の記録動画付きで観られます。動画を観たところでその作品を観劇したことにはなりませんが、どんな作品だったのか、書籍では知り得ないことが分かります。また、書籍の場合は国会図書館やここ演劇博物館の資料にアクセスすることでおおよそのものは手に入りますが、映像はなかなかそういうわけにはいきません。その意味で、今回の展示はとても貴重です。
また、児童演劇のエポックメーキング作品であり、人形劇界を揺るがした伝説的作品であるにも関わらず、国会図書館には関係資料が所蔵されていないという貴重な資料が、ここ演劇博物館には所蔵されています。その資料につきましては最後に「私のおすすめコース」として解説しますが、とにかく今回の展示は児童演劇、人形劇両者にとって見逃せない展示となっています。
ちなみに「私のおすすめコース」の場合、5時間程度かかります。実は私はこのコースについて書きたくてこの記事を執筆しているのですが、それでは主観が強く偏りが出すぎてしまいますので、この記事では映像付き資料としてどんな作品が展示されていたかということは、ざっと当たっていきます。その中にお目当ての作品があった方はそれを見越して「行く・行かない/行くとしたら時間はどれくらい」という予定を組み立てて見てください。

混み具合は?

平日はガラガラ。土日の様子は分かりませんが、おそらくストレスを感じるほど混み合うことはないでしょう。ちょっと寂しい気もしますが、一級品の資料をゆっくり観ることができるわけですからそれはそれで良いことだと思います。

展示内容

では、ここからは展示内容について紹介していきます。
なお、こういう展示についての感想でよくある「これはあるのにあれはないのはけしからん!」的なものは今回一切考えません。それはもちろんこの業界に関わる人間として私も意見を持っていますが、児童演劇や人形劇の展示がこういうオープンな場所で開かれたことをまず喜ぶべきですし、ものすごく貴重な資料にも出会えるわけですから全部プラスにとらえましょう! はい、ボクの作品はないんです……。涙

では行きます。
先に演劇博物館で開かれた児童演劇の展示内容を紹介し、その後に歴史館の人形劇に関する展示に触れます。

「コドモノミライー現代演劇とこどもたちー」

児童演劇の歴史

・1903年、日本の児童演劇の幕開けとなった『浮かれ胡弓』『狐の裁判』(川上音二郎・貞奴夫妻)や、幻の作品となった『春若丸』(巌谷小波作)について。児演協が2005年に上演した『春若丸』の動画あり。
・1924年、築地小劇場で小山内薫が演出を手掛けた作品の舞台写真や当時のパンフレットなどの展示。
・1925年、築地小劇場「青い鳥」の伊藤熹朔によるデザイン画の展示。(原画かどうかは未確認)
・1937年、「こども役はこどもの俳優が演じる」をモットーにした劇団東童について。舞台写真あり。
・1954年、「森は生きている」俳優座初演時の舞台写真とパンフレット、ネガフィルムの展示。
その他に以下のものが簡単に紹介されている。
・テアトル・エコーの「十ぴきのネコ」
・演劇集団円の子どもステージ
・こどもの城オープニング記念のチラシ
・1985年佐渡島における「子どものための舞台芸術大祭典」のポスター
・坪内逍遙が1920年代に押し進めた家庭用児童劇について

西上メモ1「日本最初の児童演劇に思いを巡らせる際の注意点」

『春若丸』の台本をご覧になりたい方は国会図書館のデジタルコレクションにアクセスすればご覧いただけます。→http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1259735
ただこれは巌谷小波の全集からの抜粋になります。時間のある方は、国会図書館まで足を運んで小波自身が編集長を務めていた雑誌「少年世界」を閲覧することをおすすめします。すると、雑誌広告も含めて『春若丸』を読むことができますから、当時の子ども達を取り囲む社会の雰囲気も含めて感じることができます。また、小波は同雑誌の特別号(1910年日韓併合記念号)に「朝鮮の併合と少年の覚悟」という文章を寄せています。

我々児童演劇に関わる人間は、このことも踏まえて日本最初の児童演劇の脚本を書いた巌谷小波のことを理解しておかなければなりません。それはもちろん今日の視点から小波個人を糾弾することを目的とするのではなく、児童演劇の出発は、「国民教育」という命題とともに行われたということ知っておかなければならない、ということです。このことは、「人形劇、やばい」の方で少し触れられている大政翼賛会による軍事教育とも根っこのところで深い関わりを持つでしょう。特に我々はこういう「最初の児童演劇作品」をありがたがってしまう傾向がありますので注意が必要です。巌谷小波、川上音二郎については、児童演劇に関わる人間が改めて考察しておかなくては、真の意味で「子どものための演劇」が社会にどういう意味を持つのかということについて深い考えを育むことはできないでしょう。

舞台俳優気分になれるコーナー

演劇博物館の二階の最初の部屋では、プロジェクターから投影される舞台映像(?)をバックに俳優になった気分で写真を撮ったりできるコーナーがあります。ただ、私はこういうことが苦手なので試しておりません……。

 

こどもと現代社会

二階の廊下では、社会問題をテーマにした作品の展示コーナーがあります。
ここでは、その中でも特に映像付きで展示されていた作品について紹介します。私はこれらの映像を観ておりませんが、おそらく通しで放映されています。映像は全て小型のテレビモニターで立ったままヘッドホンをつけて視聴する形になります。

  • 劇団うりんこ「ともだちやーあいつもともだちー」原作:内田麟太郎、脚本・演出:佃典彦/2016年
  • 東京芸術劇場「気づかいルーシー」原作:松尾スズキ、作・演出:ノゾエ征爾/2015年
  • 劇団昴「親の顔が見たい」作:畑澤聖悟、演出:黒岩亮/2015年
  • 劇団銅鑼「Big brother」作:小関直人、演出:山田昭一/2008年再演(2003年初演)
  • 劇団たんぽぽ「距離〜俺たちのHARMONY〜」作:武井岳史、演出:ふじたあさや/1999年初演
  • 秋田雨雀・土方与志記念青年劇場「きみはいくさに征ったけれど」作:大西弘記、演出:関根信一/2018年初演
  • 二兎社「シングルマザーズ」作・演出:永井愛/2011年初演

こどものなかの多様性

次の部屋では、ベイビーシアターの取り組み、ホスピタルシアタープロジェクト、性的マイノリティーをテーマにした作品、中国残留孤児二世やアイヌ・琉球文化に関する物語などが紹介されています。ここではまた動画が観られる作品をピックアップします。

  • 劇団風の子九州「ぴーかぶー」構成・演出:中島研/2005年再演(1995年初演)
  • 認定NPO法人日本クリニクラウン協会「クリニクラウンの小児病棟訪問」2014年、2018年
  • 特定非営利活動法人シアタープランニングネットワークホスピタルシアタープロジェクト「アラビアの空のかなたー​ものがたりが生まれる」/2019年
  • 劇団うりんこ「わたしとわたし、ぼくとぼく」作・演出:関根信一/2017年初演
  • 愛知県芸術劇場「小さな島とエヴァ」作:フィニーガン・クラッケメイヤー、演出:サム・ラウトレッジ/2018年日本初演
  • 劇団道化「吉林食堂〜おはぎの美味しい中華料理店〜」作:篠崎省吾・中村芳子、演出:北村直樹/2008年初演

こどもと戦争・災害

戦争や災害をテーマにした作品の展示。ここでも動画付きの作品リストを上げておきます。

  • 夏の会「夏の雲は忘れない ヒロシマ・ナガサキ一九四五年」作:夏の会、演出:城田美樹/2008年初演
  • 劇団ひまわり「少年H」/1999年
  • 劇団ひまわり「コルチャック先生」作:いずみ凜、演出:太刀川敬一/1995年初演
  • 劇団銅鑼「ハンナのかばん」原作:カレン・レビン、作:いずみ凜、演出:モニ・ヨセフ/2009年初演
  • 劇団自由人会「6年3組の阪神大震災」原作:西宮市立桶ノ口小学校6年3組一同・松田満、作・演出:ふるかむ照/2006年(1995年初演)
  • 日本児童・青少年演劇劇団協同組合「空の村号」作:篠原久美子、演出:関根信一/2018年

こどもと地域社会

ここでは、「子ども劇場おやこ劇場」の活動や世田谷パブリックシアターのワークショップ、座・高円寺の作品などについての展示がありますが、情報量としてはごくわずかです。

劇団四季こころの劇場

動画こそありませんが、劇団四季が行ってきた「こころの劇場」の過去全13作品のポスターが壁一面に飾られています。特に2019年3月19日の読売新聞に2面見開きで大々的に掲載された広告の原本は貴重な資料です。下記は国会図書館で同記事の縮小版をコピーしたもので、展示されている原本はカラーです。

西上メモ2「こころの劇場と大企業・国家の結びつきについて」

この記事にある「社会総がかりで支えよう」の文字の下に名を連ねる大企業の名前やクレジットされた「後援 文部科学省」の意味は、ぜひ展示された原本の迫力ともに考えていただきたいと思います。
それは劇団四季の良し悪しではなく、無料公演の名の元に特定の劇団の宣伝が大手メディアと大企業、省庁に後押しされながら行われるとはどういうことか、この活動が他のプロ劇団・教育関係者にどのような影響を与えているか……。
このコーナーの受け取り方は人によって様々でしょうが、私は児童演劇、子どもを取り巻く社会全体のあり方について考えさせられました。

学校劇・演劇教育

来年度から導入される新学習指導要領の「主体的、対話的、深い学び」について、演劇はどんなアプローチが出来るかということはいろいろ議論されていると思いますが、学校と演劇の結びつきにポイントを絞って学校劇の歴史(1918年〜)や、演劇劇論についての書籍(1923年〜)が紹介されています。古いものだけでなく、21世期に刊行されたドラマ教育に関する書籍や平田オリザさんの書籍、日本劇作家協会が行った演劇授業について記録したDVDの紹介なども行われています。

演劇博物館の展示は以上です。では続いて歴史館の展示についてご紹介します。
私の本当のオススメは、こちらにあります。人形劇に興味を持つ方はこちらには必ず行かれるでしょうが、児童演劇にだけ興味があるという方もぜひ歴史館にも足を運んでください。児童演劇界に激震を起こした演出家の仕事は、こちらで紹介されています。

「人形劇、やばい」

ここまで持ち上げて置きながら、来館者はまずこちらの展示室の狭さに驚かれることになるでしょう。しかし、こちらの展示は三つのポジションの方々にとって非常に貴重な展示となっているのです。その三つとはこちら。

・普段人形劇に関わっていないアーティスト
・人形劇団員
・児童演劇関係者

ここでは、それぞれの立場の人に向けて何がオススメなのかということを紹介いたします。(私は元人形劇団員ですので、このコーナーでは特に主観が強くなってきていることをご容赦ください)

普段人形劇に関わっていないアーティストに向けて

日本では、人形劇=子ども向けというイメージがあり、アーティストの多くは人形の持つ魔術性に興味を持ちつつも、大手人形劇団が行っている人形劇には興味がない、という溝が生じています。そんな方々にとって1962年に人形劇団ひとみ座が寺山修司作の「狂人教育」を、1972年に人形劇団プークが別役実作の「青い馬」をそれぞれ発表したことは人形劇のイメージを覆すものになるでしょう。特に「狂人教育」の美術を手掛けた片岡昌の人形はグロテスクで展示物の中でも一際目を引きます。しかし、実はそれよりも数十年も前の1920年代前半に伊藤熹朔や千田是也によって大人向けの人形劇は作られています。というよりもむしろ、現代人形劇は大人向けとしてスタートしたことがこの展示からよく分かります。そして1925年に発表された村山知義演出の「子を生む淫売婦」では、コミカル&グロテスクな人形表現と政治的主張を掛け算する方法がすでに取られていたことが分かります。五代目尾上菊五郎に影響を与えたというダーク座来日公演(1894年)から現代人形劇の萌芽については、加藤暁子著「日本の人形劇ー1867-2007」が詳しく記述していたと記憶していますが、この展示では限られたスペースの内で、それらの系譜が人形展示とともに分かりやすく飾られています。

また、1920年代の日本のアーティストに多大なる影響を与えたというエドワード・ゴードン・クレイグ(1872ー1966)の言葉が紹介されています。

俳優は去りその代わりに超人形が登場しなければならない
ー演劇論「俳優と超人形」より

随分意味深な言葉ですね。これについてもっと詳しく知りたい方は、本展示の企画者であり早稲田大学で「人形メディア学」という講義を受け持つ菊地浩平氏の著書「人形メディア学講義」論文をご覧になることができます。

西上メモ3「もっと交わらなければ本物は生まれない」

いずれにしましても、日本の表現活動は「餅は餅屋」に陥りやすく、人形劇団員は人形の真の魅力に気付きながらも今ある表現の中でしかそれを発揮することができない、人形の真の魅力を問い直し幅広い表現の中でドキッとするような人形劇的表現をなかなか発見できていないという現実があり、反対に人形劇に普段関わっていないアーティストが人形を作品内に取り入れた際、遣い手が人形を遣っていることを開示し、それを茶化し笑いをとるという低い次元での表現に終始してしまっている作品をよく見かけます。人形遣いが人形に逃げこんでいてはいけませんし、アーティストが自分の思想を表現するために人形を道具にしていては何も生まれません。海外作品が日本の作品に比べて自由な演出を可能にしているのは、おそらく演劇大学で幅広いカリキュラムが組まれているからだと推測しますが、日本でそれを実現できる日を待っていては、我々実演家は表現者としてのピークを終えてしまいます。その意味で、今回の展示は、「人形劇、やばい!」の言葉の中に人形劇の真の魅力を人形劇界の外に向かって広く働きかけ、さらに先人達の挑戦の上に新たな挑戦をするように促しているような気がします。人形が気になっているアーティストの皆さんにぜひご覧いただきたい展示です。

人形劇団員・児童演劇関係者に向けて

最後は人形劇団員と児童演劇関係者に向けて、本展示の中で私が衝撃を受けた一本の作品を紹介します。それは、関矢幸雄演出の「アニメイム」(劇団風の子/1975年)です。
「何を今更」と思われた方も沢山いらっしゃると思います。それくらい関矢幸雄という名前は伝説的な名前ですから。おそらくここで関矢作品を紹介するということは、映画界なら黒澤明を紹介しているようなものなのでしょう。しかし、私は関矢幸雄の作品を観たことがないのです。関矢幸雄の名前を聞くのも児童演劇・人形劇関係者からのみで、それもいつも昔話でした。それがただの昔話なら私は問題にしません。しかし、関矢幸雄について語る人々は必ず熱を持って語るのです。それも私が尊敬している人たちが、今日の視点から当時の関矢幸雄を振り返って、その先駆性に改めて驚きながら語るわけですから気にならないわけがありません。その関矢幸雄の代表作の一つである「アニメイム」の公演動画が、この展示会場では観られるのです。動画は約60分。作品の最初から最後までおさめられています。この一点において、私は人形劇、児童演劇関係者は早稲田大学まで足を運ぶ価値があると考えます。実際私も「アニメイム」の動画を一目観たことで、結局早稲田に3度通うことになりました。というわけで、もし私と同じく人形劇や児童演劇に関わっていながら、アニメイムを観たことがない、関矢幸雄をよく知らない、という人向けに私のおすすめのコースを示して今回の記事を終えたいと思います。アニメイムの何がすごいかということはここでは解説しません。ぜひ足を運んでご自分の目でご覧になってみてください。

西上メモ4…私のおすすめコース「アニメイムを中心に」

  1. 10時の開場と同時に早稲田演劇博物館へ。「コドモノミライ」の展示を60分くらいかけて一通り見る。
  2. そのまま歴史館「人形劇、やばい!」へ。アニメイムを残して30分くらいかけて一通り見る。
  3. アニメイムの動画を見る。60分。※動画は、エンドレスリピートされているので途中からになるだろうが、気にせず観る。(朝イチで行ったからといって最初からスタートされるわけではない)
  4. ランチ。大学周りの安い定食屋に入ってもよし。大学構内を利用してキャンパスライフを楽しむもよし。いずれにしてもその間、アニメイムと他の作品の何が違うかということを考えて楽しむ。
  5. 演劇博物館で関矢幸雄について資料閲覧請求。
    請求番号KB194 15 資料名「風の子No.15」
    これは、劇団風の子が昭和52年10月25日に発行した機関紙「風の子」のNo.15であり、国会図書館も所蔵していない貴重な資料。「人形劇、やばい!」のアニメイムのコーナーに展示されているものと同じもの。
    ここに関矢幸雄と千田是也の対談をメインに、教育指導要領の改訂(当時)に伴う考察、児童文学者古田足日の文章、関矢幸雄が所長を務めた風の子研究所の取り組みなどがおさめれらている。また、「アニメイム」について他劇団からの批評も寄稿されている。特に関西芸術座の創立者である道井直次が本作について「ショーであってドラマではない」と述べている文章は(私はそう思わないが)面白い。

これで約5時間コースです。アニメイムの動画を観ることはこの機会を逃せば出来ないでしょうし、「風の子No.15」は、今回の企画展時が終わっても演劇博物館で閲覧できますが、この博物館はよく長期休暇に入るのが難点。ぜひこの機会に足を運んでみることを強くおすすめします!

※他に「人形劇、やばい!」では、

という作品が動画付きで展示されていますが、これはYouTubeでも観られるので割愛しました。上記リンクをご利用ください。

謝辞

最後になりましたが、「風の子No.15」の資料情報につきまして、早稲田大学演劇博物館の方に非常に丁寧な対応をしていただき、貴重な資料を拝見することができました。この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。

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